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17-18 AW メンズコレクション 「ベージュのコートの着こなし」

 

 

 

個人的に大好きなベージュのコート。

コレクションのコーディネートを集めてみました。

 

 

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左「バーバリー(BURBERRY)」

https://s.fashionpress.net/collections/gallery/29173/502084

右「マーカウェア(MARKAWARE)」

https://s.fashion-press.net/collections/gallery/30401/525027

 

 

バーバリー」の方はステンカラーコート、ニット、シャツ、

スキニー、革靴とドレスライクなアイテムでの着こなし。

ドロップショルダーに大ぶりなカフスでトップスのシルエットの大きさを強調。

着丈の短いリブニットでさらに視線をトップスに誘導しています。

さらに色もベージュに白と膨張色を使い、

ボトムスは収縮色の黒スキニーに革靴と綺麗なYラインシルエットを構築。

そしてリブニットのデザインで脱地味を実現。

ドレスライクなアイテムを使ってシルエットでバランスをとった着こなしです。

 

 

「マーカウェア」の方はダッフルコート。

ダッフルコートは「学生が着用している」「かわいい」というようなイメージだと思います。

フード、ボタンのデザイン、大きいポケット、しかもこのコートはドロップショルダーとカジュアルなデザインてんこ盛り。

なのでバランスを取るようにコート以外のアイテムはドレスな色「黒」で統一。

スラックスはアンクル丈にして下半身の1番細い部分

足首を見せる事で細さを強調して綺麗なYラインシルエットを作っています。

カジュアルライクなアイテム、コート、カットソー、スニーカーを使いつつも

シルエットと色を整えた素敵着こなしです。

 

 

 

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左「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」

https://s.fashionpress.net/collections/gallery/28381/488667

右「ヴァレンティノ(VALENTINO)」

https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28207/488030

 

 

「ルイヴィトン」ステンカラーコート、シャツ、スラックスと

ドレスライクなアイテムを使い、バッグと靴はカジュアルアイテムを使っています。

アイテムでバランスを取りつつコートとスラックスのサイズを緩めにして

上下ユルユルのシルエットを作っています。

上下ユルユルでもコートにスラックスとドレスライクなアイテムを使い

シャツをタックインしてスラックスの裾をダボつかせない事で

上下ユルユルの差別化シルエットが成立しています。

そしてこれから向かうトレンドの方向性「脱地味」「装飾性」という観点から

Supremeのロゴ入り赤バッグ、ブラウンのロングインナー(素材はスウェード?)、

ウォレットチェーンを使って実現しています。

 

 

「ヴァレンティノ」の方が若干カジュアルアイクな着こなしになっています。

使っているアイテムはコート、シャツ、スラックス、スニーカーと同じですが

スラックスはサイドラインが入っているデザインで裾もダボつき気味。

色はスラックスもスニーカーもモノトーンではなくブラウンカラー。

頭には黄色のキャップ。

と印象を決める先端部分にカジュアルなカラーアイテムを使っています。

そこでドレスライクにバランスを取るためにコートはダブルのトレンチコートを使っています。

ボタンが2列に並んでいるのがダブルです。シングル(1列)と比べてダブルの方がドレスライクです。冠婚葬祭など礼服に多く使われています。

ダブルのトレンチコートにインナーはニット、シャツ、蝶ネクタイを使って

着崩すのではなくキチッと着こなしています。

スラックスのサイドラインの色とシャツの色とバッグの色をリンクさせている所も

見逃せないところです。

 

 

 

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左「ターク(TAAKK)」

https://s.fashion-press.net/collections/gallery/29877/517334

右「ポール・スミス(Paul Smith)」

https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28433/490205

 

 

インナーに色物、柄物を使った着こなしです。

「ターク」ロゴ入りカットソーにクロップド丈のサイドラインパンツに

ヒョウ柄のロングインナー、とカジュアルアイテムをかなり使っています。

なので色のトーンを合わせたワントーンの着こなしにして全体をまとめています。

ヒョウ柄のロングインナーも自然に溶け込ませつつ脱地味、装飾性を実現しています。

シルエットは下半身の一番細い部分の足首を見せる事で綺麗なYラインシルエットを構築。

靴も悪目立ちさせることなくベージュ系のワラビーを使用。

サイドラインパンツの素材にベロア素材を使い艶を表現。艶はスーツなどに使われるドレス要素です。

色物、柄物を使った着こなしでも、シルエットを綺麗に構築し

全体の色のトーンを合わせ(モデルさんのヘアカラー込み)

艶のある素材を使う事でバランスのとれた着こなしになっています。

 

 

ポール・スミス」インナーのトップスに多色使いの暖色系柄物Vネックニットに

ボトムスは寒色系の柄物パンツ、と上下の色のトーンも柄も違う着こなしです。

ドレスライクなダブルのトレンチコートを使い多色使いの暖色系ニットの

見える面積を少なくしています。

パンツの方は柄物とはいえ色数抑えめのダークトーンで艶もあり

裾がリブ?になっていて細身のタイプです。

黒スニーカーと合わせることで脚長効果もあり

上に明るい色、下に暗い色がくるのが自然な配色なので

Yラインシルエット構築に貢献しています。

上下に柄物を使いつつも見える面積、色のトーン、色数、艶、シルエットを

整える事でバランスのとれた着こなしになっています。

 

 

 

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左「フェンディ(FENDI)」

https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28283/486498

中「カルバン・クライン(Calvin Klein)」

https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28635/499449

右「ニール バレット(Neil Barrett)」

https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28239/485058

 

 

トラディショナルとスポーツをミックスした着こなしです。

3ブランドともベージュのドレスライクなコートにビビットカラーのアイテムを合わせています。

「フェンディ」はインナーの上下にビビットカラーを使い

ハーフジップのトップスに異素材のパンツにハイカットスニーカーという大胆な着こなし。

トップスの襟を立たせて小顔効果を使いつつ、パンツの裾をダボつかせないようにして

大胆なカラーアイテムを使いつつも綺麗なYラインシルエットを構築しています。

カルバン・クライン」「ニール バレット」はビビットな赤のサイドラインパンツに黒の革靴という着こなし。

「ニール バレット」の方はコートの左胸と背中にカジュアル要素のプリントが入っています。

なのでインナーにドレスアイテムの黒のモックネックニットを使い

コートのベルトをしたキチッとした着こなしでバランスを取っています。

 

 

 

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左「エトセンス(ETHOSENS)」

https://s.fashion-press.net/collections/gallery/29900/517661

中「マイケル・コース(MICHAEL KORS)」

https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28996/500371

右「マルニ(MARNI)」

https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28238/484960

 

 

レザーベルトを使った着こなしです。

レディースライクな着こなしですけどメンズでも流行るんでしょうか。

「脱地味」「装飾性」というトレンドの方向性の秋冬版ともいうべき着こなしですかね。

秋冬はアウターを羽織るので春夏のようにロングベルトを垂らしても見えないでしょうからね。

本来アウターを羽織ることで体型をすっぽり隠してくれていたんですけど、これだと、、、。

3ブランドともコートの明度の違いによってベルトの明度も変化させている所が面白いですね。

「エトセンス」はライトブラウンを使いワンポイントとして目立たせ

「マイケル・コース」はベルト、バッグ、靴、小物3点を同色に

「マルニ」は帽子に赤と緑、ニットとパンツに赤、コートの袖に装飾があるので

目立たせないようにダークブラウンを使用。

ベルトの細さ太さも考えられているんでしょうね。

「エトセンス」のベルトを「マイケル・コース」に「マルニ」のベルトを、

みたいに3ブランドのベルトをシャッフルしたらと考えると、、、、、

 うん、やっぱりしっくりこないですよね。

各ブランドとも個性が光ってます。

 

 

 

 

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左「ミスター・ジェントルマン(MISTERGENTLEMAN)」

https://s.fashion-press.net/collections/gallery/29266/504014

中「クリスチャン ダダ(CHRISTIAN DADA)」

https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28413/489290

右「ファセッタズム(FACETASM)」

https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28343/487656

 

 個性的なベージュのコート

「ミスター・ジェントルマン」トラディショナルとスポーツのミックス

”テーマはモトクロス”ということでトラディショナルなトレンチコートに

バイクスーツの袖を合体させています。凄いインパクトです。

 

「クリスチャン ダダ」”着物スタイル”がテーマになっていて深いVネックでそれを表現しています。

そしてこのコートはなんとプルオーバータイプ。

 

「ファセッタズム」テーマは”good morning”昨日までのアイデンティティを脱ぎ捨てよう。

ベージュと白のツートンカラーにベルトの裏にブランドロゴが入っています。

このコートの下半分のデザインってどういう風になっているんでしょうかね。

白い生地の中からベージュの生地がきていて、、、、、。

 

 

 

 

 

「ベージュのコートの着こなし」を長々とやってまいりました。(急にどうした)

ベージュのコートってほんと便利なアイテムだなと再認識、再確認できました。