17-18 AW メンズコレクション 「無地のニット」
ノームコアトレンドが終わり「脱地味」「装飾性」を
キーワードとした方向へトレンドが移行中の現在。
秋冬のマストアイテム「ニット」に
どのようにトレンドを取り入れているのか見ていきましょう。
Q , 白い無地のニットに「脱地味」「装飾性」をどのように取り入れたのか
「バーバリー」の答えは
A , ” リブのデザインとシルエット ”
左 https://s.fashion-press.net/collections/gallery/29173/502079
右 https://s.fashion-press.net/collections/gallery/29173/502078
左のルックはドロップショルダーでルーズなシルエット。
逆に右のルックはタイトなシルエットで着丈も極端に短くしてあります。
ニット、シャツ、スラックス、革靴とドレスアイテムを使い
モノトーンな着こなしですけど
素敵な「脱地味」な着こなしになっています。
右のルックのように手が隠れるほど長いロングカフスシャツは
レディースでも流行っていますよね。
この秋冬メンズでも流行るんでしょうか。
これって萌え袖の流れからきてるんでしょうかね。
Q , 無地のニットに「脱地味」「装飾性」をどのように取り入れたのか
「オーエーエムシー」の答えは
A , ” 穴あきデザイン ”
「オーエーエムシー(OAMC)」
左 https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28567/492205
中 https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28567/492207
右 https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28567/492185
穴あきデザインの「穴」のデザインが大胆で素敵ですよね。
ドロップショルダーで身幅があってルーズなシルエットですけど
袖丈と着丈が長すぎないのですごくシルエットのバランスが
いいのかなと思います。
「オーエーエムシー」も「バーバリー」のように
ロングカフスシャツを使っています。
レディースからトレンドが流れてくるんでしょうか。
色も秋冬に使いやすい3色ですね。
Q , 無地のニットに「脱地味」「装飾性」をどのように取り入れたのか
「マルニ」
「ニールバレット」
「アミ アレクサンドルマテュッシ」の答えは
A , ” ビビッドカラー”
左「マルニ(MARNI)」
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28238/484954
中上「ニール バレット(Neil Barrett)」
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28239/485040
中下「ニール バレット(Neil Barrett)」
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28239/485038
右「アミ アレクサンドルマテュッシ(AMI Alexandre Mattiussi)」
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28430/490004
デザインがカットソーでビビッドカラーだとカジュアルになりすぎですけど
デザインが無地のニットでビビッドカラーだとバランスがいいのかなと思います。
Q , 無地のニットに「脱地味」「装飾性」をどのように取り入れたのか
「ランバン」の答えは
A , ” シルエット ”
「ランバン(LANVIN)」
左 https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28587/492639
中 https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28587/492643
右 https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28587/492629
ルーズな袖に極端に短い着丈になっています。
「バーバリー」も着丈が極端に短かったですよね。
着丈の長さが肘の辺りですから、相当短いですよね。
短い着丈のシルエットときたら
「ルイ・ヴィトン」の答えも
A , ” シルエット ”
左 https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28381/488690
中 https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28381/488684
右 https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28381/488661
短い着丈の次は長い着丈になります。
「ランバン」とは違いざっくり編んだローゲージニットになっています。
艶のあるハイゲージニットもいいですけど
ローゲージニット特有のこの表情も良いですよね。
サイドに大胆なスリットが入っているので落ち感もきれいです。
ポッコリお腹も気にする必要がなくなりますね。
MBニットもスリットが入っていましたよね。
長い着丈のルーズなシルエットに大胆なスリットが入ったVネックニットでした。
「ルイ・ヴィトン」のもうひとつの答え
A , ” Vネック ”
左 https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28381/488686
中 https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28381/488664
右 https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28381/488674
深~~いVネックになっています。
レディースだとVネックの深さがもっと浅くて広い
ワイドなVネックって感じですよね。鎖骨が綺麗に見える感じの。
だからメンズ特有の深いVネックデザインと言えるのかなと思います。
「ルイ・ヴィトン」のルックはドレスライクなアイテムを使って
シルエットで崩す着こなしが多いですね。
それにしても深いVネック。
Q , 無地のニットに「脱地味」「装飾性」をどのように取り入れたのか
「ウノ ピゥ ウノ ウグァーレ トレ」
「ルイ・ヴィトン」の答え
A , ” +1アイテム ”
左「ウノ ピゥ ウノ ウグァーレ トレ(1piu1uguale3)」
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/29834/516460
右「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28381/488671
同じ素材の” +1アイテム ” を加えることでシルエットに
変化をつけた着こなしになっています。
MBさんのメルマガでも無地の黒のニットに黒のスヌードを合わせた
素敵な着こなしがありました。
赤のニットに赤のマフラーと少し派手ではありますけど
首に何かを巻くことでドレスな印象を与えることができますし
首元にボリュームがでるのでシルエットもまとまって見えます。
「ルイ・ヴィトン」の腰巻きは腰のくびれを強調することになりますから
レディースライクな着こなしですよね。
大体メンズであればニットの中に腰巻きの結び目がくると思うので
メンズでこういう腰巻きは新鮮ですね。
そういえば「ベージュのコートの着こなし」の記事の中に
レザーベルトを巻いたルックがありましたね。
左「エトセンス(ETHOSENS)」
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/29900/517661
中「マイケル・コース(Michael Kors)」
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28996/500371
右「マルニ(MARNI)」
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28238/484960
これですね。
これもレディースライクな着こなしですよね。
アウターにベルトを巻いてウエストの位置を高く見せ脚長に見せたり
くびれを作ってスタイルを良く見せる着こなしです。
ニットに腰巻き。コートにベルト。
共通点は
「+1アイテム」 腰に巻くですね。
そしてレディースの着こなしがメンズにも流れてきてる所ですかね。
今気づいたんですけど「マイケル・コース」のルックは
「ウノ ピゥ ウノ ウグァーレ トレ」のルックと同じですね。
コートを脱ぐと無地の白ニットに白マフラーの
「+1アイテム」な着こなしになっています。
Q , 無地のニットに「脱地味」「装飾性」をどのように取り入れたのか
「サルヴァトーレ フェラガモ」「アクネ ストゥディオズ」の答え
A , ” ハーフジップ ”
左「サルヴァトーレ フェラガモ(Salvatore Ferragamo)」
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28248/486879
中「アクネ ストゥディオズ(Acne Studios)」
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28438/490333
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28438/490334
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28438/490303
右「アクネ ストゥディオズ(Acne Studios)」
https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28438/490302
「アクネ ストゥディオズ」の方はニットではなくスウェット素材でした。
すみません。
この首元の立体感素敵ですよね。
ZIPを開ければVネックのように広がりZIPを閉めればハイネックになるので
視覚効果や小顔対策、防寒対策にも有効ですね。
「無地のニット」でも「脱地味」「装飾性」を色々な形で
各ブランドが実現していましたね。
今日はこの辺で終わります。