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17-18 AW メンズコレクション「柄物ニット」

 

 

 

 

前回は「無地のニット」にこれからのトレンドのキーワード

「脱地味」「装飾性」をどのように取り入れているのかを見てきました。

 

今回は「柄物ニット」です。

鮮やかな色を使えば使うほどカジュアルに

たくさんの色を使えば使うほどカジュアルに

色を使う面積が大きければ大きいほどカジュアルになります。

どのような柄をどのように取り入れているのかを見ていきましょう。

 

 

 

 

ミッソーニ」は

 

グラデーション柄に +1アイテムを加えました。

 

 

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ミッソーニ(Missoni)」

左 https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28243/485347

中 https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28243/485342

右 https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28243/485328

 

ミッソーニ」のグラデーション柄は地味すぎず派手すぎない

バランスの取れた「柄物ニット」になっていると思います。

ニットの裾部分がダークトーンになっていて

パンツの色と合わせているのでウエストの位置をわからなくしています。

しかもスニーカーのアッパー部分がダークトーンでソールが白なので

全体的にすごく脚長に見える着こなしになっています。

そしてさらに「+1アイテム」としてニットと同じ柄の

ニットキャップを使って「装飾性」を実現しています。

ドレスとカジュアルのバランスが取れた素敵な着こなしになっていると思います。

ニットキャップのかぶり方もベレー帽をかぶる時みたいに

斜めにかぶっていて素敵です。

 

 

 

 

ミッソーニ」はこの他にも

 

 

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ミッソーニ(Missoni)」

左 https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28243/485334

右 https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28243/485345

 

先程のルックは全体にグラデーション柄。

このルックのベースはダークトーンのボルドーとネイビーに

光沢のある柄が全体に入っています。

柄の使い方、取り入れ方に違いはありますけど

どちらのルックも「脱地味」「装飾性」をうまく取り入れていますね。

 

このルックはセットアップのジャケットの上からニットを

着ているんでしょうかね。

首元の感じを見ると、ジャケットの襟を立ててみたいな。

あれ、先程のルックもかな。(笑)

だとすれば大胆な着こなしですね。

 

 

 

 

「マルニ」は

 

ボーダー柄にさらにもうひとつ柄を加えました。

 

 

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「マルニ(MARNI)」

左 https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28238/484962

右 https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28238/484975

 

鮮やかな色を使えば使うほどカジュアルに

たくさんの色を使えば使うほどカジュアルに

色を使う面積が大きければ大きいほどカジュアルになります。

という事でカジュアルライクなニットですね。

ボートネックで首元をスッキリ見せて

ハイウエストのワイドパンツにタックインをして

柄物ニットの見える面積を少なくしてバランスを取っているんでしょうかね。

 

 

 

 

プラダ」は

 

ニットというキャンバスに絵画のような柄を

 

 

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プラダ(PRADA)」

左 https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28244/485416

中 https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28244/485442

右 https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28244/485441

 

すごくアートなニットですね。

モノトーンにプラス1色2色位なので使いやすいニットだと思います。

絵画のような柄で大人っぽいですしね。

全体に色柄を使っているのでシルエットでは遊ばずに

ジャストサイズにしてタックインをした着こなしになっています。

帽子、ストール、アクセサリー、ファーベルト、クラッチバッグ、靴と

小物使いも充実してますね。

 

そういえばレザー素材やベロア素材の光沢のある

ベレー帽やキャップをよく見掛ける気がします。

  

 

 

 

「コーチ」は

 

前面プリント柄ニット

 

 

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「コーチ(COACH)」

左 https://s.fashion-press.net/collections/gallery/27753/478306

右 https://s.fashion-press.net/collections/gallery/27753/478302

 

前面プリント柄のモチーフは恐竜と犬以外にも

スペースシャトルやパフェなどもあります。

う~ん、ドレスとカジュアルのバランスからすると

少し子供っぽいイメージになってしまうので

着こなすのが難しい柄物ニットですよね。

 

先程の「プラダ」のように絵画のような柄物ニットだと

大人っぽいイメージなので着こなしやすいと思うんですけどね。

 

「コーチ」のニットの色のベースはペールトーンのピンクと

ダークトーンのネイビーなので使いやすい色のベースではあるんですけどね。

プリント柄のモチーフが与えるイメージであったり

使っている色の多さや面積や鮮やかさなどを考えないとですね。

 

 

 

 

「ドルチェ&ガッバーナ」も

 

前面プリント柄ニットです

 

 

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「ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE&GABBANA)」

左 https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28252/485664

中 https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28252/485737

右 https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28252/485658

 

「ドルチェ&ガッバーナ」も前面プリント柄ですが

そのモチーフがハート、王冠、格好いいウサギになっていて

色もダークトーンでインナーにシャツ、パンツはスラックス、

シルエットもIラインシルエットにして

バランスの取れた着こなしになっています。

そしてアクセサリーでも「装飾性」をプラスしています。

あんまり付けすぎると不自然な印象、格好つけてる感が出てしまうので

細身であんまり主張が強すぎないものがいいと思います。

 

ニットの色のベースがモノトーンや

ダークトーンやペールトーンだとしても

柄のモチーフによって大きくドレスとカジュアルのバランスが

変わるので注意したいところですね。

 

 

 

「ドルチェ&ガッバーナ」も

 

プリント柄のモチーフと着こなしに注意しないと

 

 

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「ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE&GABBANA)」

左 https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28252/485728

中 https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28252/485688

右 https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28252/485716

 

うん、柄のモチーフには気をつけないとですね。

クラッシュデニムにスニーカーを合わせる時は特に。

すごくかわいいんですけどね。

 

 

 

 

「ドリス ヴァン ノッテン」の

 

柄物ニットはビッグシルエット

 

 

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「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)」

左 https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28412/489182

中 https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28412/489184

右 https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28412/489171

 

柄が全体に入っていますけど落ち着いた色味と柄なので

使いやすい柄物ニットだと思います。

ドレスアイテムのニットとはいえ全体に柄が入っていて

ビッグシルエットなので

ボトムスはアンクル丈のスラックスに革靴を使い

ドレスとカジュアルのバランスを取っています。

シルエットはYラインシルエットですね。

 

 

 

 

「ドリス ヴァン ノッテン」

 

ビッグシルエットの柄物ニットに合わせるパンツを変えると

 

 

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「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)」

https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28412/489181

中 https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28412/489168

右 https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28412/489177

 

先程の3つのルックは細身のスラックスに合わせていました。

もちろんニットのデザインに違いはありますけど

見比べると印象が全然違いますよね。

 

それでもデニムは過度に色落ちしているものやダメージがあるものではなく

不自然な印象になりすぎない色落ち、ダメージのデニムが使われています。

裾はダボつかせないようにロールアップしています。

そしてインナーに白シャツを使ってドレスにバランスを取っていますね。

このルックにロングコートを合わせると

バランスの取れた着こなしになると思うんですけどね。

ビッグシルエットの柄物ニットに合わせるパンツは

注意して選ばないとですね。

 

左のルックだけニットの着丈が短くて腰位置が丸見えになっています。

なのでスタイルが悪く見えてしまっています。

(体型の整ったモデルさんならいいのかも・・・)

シルエットも少し中途半端ですし

これは注意したいところですよね。

他の2つのルックと見比べると一目瞭然です。

MBロジックで解決するならば大判のストールを使って

腰位置を隠してしまえばOKですね。

 

 

 

 

「J.W.アンダーソン」「エチュード スタジオ」の

 

柄物ニットは超ビッグシルエット

 

 

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左、中「J.W.アンダーソン(J.W.Anderson)」

左 https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28152/483621

中上 https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28152/483626

中下 https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28152/483631

右「エチュード スタジオ(Etudes Studio)」

https://s.fashion-press.net/collections/gallery/28607/493037

 

すごいの一言です。(笑)

「J.W.アンダーソン」はこの秋冬「ユニクロ」とコラボしますね

どういうデザインのものになるのか楽しみです。

 

 

 

 

鮮やかな色を使えば使うほどカジュアルに

たくさんの色を使えば使うほどカジュアルに

色を使う面積が大きければ大きいほどカジュアルに

なってしまう「柄物ニット」。

+1アイテムを使ったり

複数の柄を組み合わせたり

絵画のような総柄にしたり

キャラクターのようなモチーフを使ったり

単色系のモチーフにしたり

ビッグシルエットにしたり

合わせるパンツの組み合わせであったりと

色々な着こなしを見てきました。

「柄物ニット」をうまく着こなすことができれば

すごく大きな「差別化」に繋がると思います。

 

それではこの辺で終わります。